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放射線診断科の特色

当院は、放射線科常勤医師が勤務するほぼ最小規模の病院とお考えになっていただいてよいかと思います。放射線診断科は常勤2人(診断医)で、主にCT・MRI、消化管造影および単純写真(主に胸部)の読影をしています(神経系のCT, MRIの読影は神経内科・脳神経外科との二重読影)。週2回、新潟大学医歯学総合病院から放射線科医師が診療支援に来ますが、診療の大半は常勤医師が実施しています。

病院の規模は小さいですが、CTは64列および16列の多列検出器型CTが各1台、MRIは1.5Tのものが1台で、いずれも日常診療には十分な能力をもった装置です。規模の小ささを生かして放射線診断医が個々の症例の検査計画に十分介入していますので(特にMRI;十把ひとからげな検査にしない)診断に必要な画像が得られやすくなっています。

病院情報システム、放射線科情報システム、PACSおよび放射線報告書作成システムが完備しており、放射線診断科の中心業務である読影に必要なカルテ・画像情報は2006年以降、すべて電子化されています。また、研修医が上記情報を閲覧できる端末がそろったデスクを使用できますので、ほぼ居ながらにして臨床情報の収集から読影報告書の作成までが可能になっています(このようなインフラを放射線科では読影環境と呼んでいますが、当院の読影環境は新潟大学派遣の放射線科医師がうらやむぐらいです)。

初期研修

初期研修として当院をローテートする場合は放射線診断科を一定期間選択することができます。放射線診断(MRI、核医学診断を含む)に関する基礎的知識、技能を修得することを目標にしています。具体的には以下のようなことを目標としています。

  1. 各種画像検査の特徴、撮影方法、検査手技を理解、習得すること
  2. 1をふまえ、検査の適応について基礎的知識を習得し、検査計画の立案をすること
  3. 造影剤や放射性医薬品について理解し、その利用方法を学ぶこと
  4. 画像の読影の基礎を学ぶこと(画像解剖と正常像の理解、異常の発見と解析、検査依

頼医師への報告(報告書、その他)の方法を学ぶこと) 検査種としては、単純撮影(主に胸部)、消化管造影、CT、MRI、核医学検査を学びます。 研修期間や内容に希望があれば柔軟に対応します

後期研修

後期研修として当院をローテートする場合、当院は放射線科医としての後期研修指定病院ではありませんので、放射線科以外の科の後期研修医で画像診断の実際を学びたいという人に時間を決めて放射線科業務に携わる形で研修していただいています。これまでの研修内容は、CTやMRIの読影報告書作成をしてもらい、放射線診断医がチェックをするというものでしたが、初期研修と同様、研修医の先生のご希望をお聞きして、なるべくそれに沿うようなオーダーメイドな研修を行うようにしたいと思っています。

当院の放射線診断研修の特徴

上記のような研修内容は放射線診断の研修を行う場合、どの医療機関でもある程度共通したものであり、初期・後期を問わず、症例豊富でスタッフの多い大病院で行われることが多いと思います。それでは、当院のような中規模病院での研修の意義はどこにあるのでしょうか。

当院では各診療科のcommon diseaseは多数みることができます。大病院ほど多種多様な教育的症例があるわけではありませんが、臨床の第1線病院であり救急も受け入れるので、まれに画像診断が決め手となる稀少な疾患に初診で遭遇することがあり、勉強は怠ることができません。

総合病院ではないので、疾患によっては当院にない診療科のある他の病院に紹介しなくてはならず、当院に専門医がいない領域(たとえば婦人科救急疾患など)ではcommon diseaseであっても放射線診断科に判断(単に診断だけでなく、紹介の要否や緊急度も含めて)を求められることがしばしばあります。

また、当院は放射線診断業務における医療安全にも積極的に取り組んでいますが、その方法は大病院と異なる部分が多く、放射線科医の果たす役割も大病院とは異なるところがかなりあります。しかし、放射線科医は大病院に集まる傾向が強く、このような違いを知る機会は少ないと思います。

医療機関同士の連携は今後ますます重要になると思われるので、どこで医療に携わるかによらず、さまざまな診療現場を知ることは有用と考えられます。当院の放射線診断科で初期・後期を問わず、大病院とは異なる診療を経験しでいただき、視野を広げていただければと思っています。

スタッフ紹介

加村  毅
かむら たけし
地域医療・情報副部長/放射線診断科部長/診療放射線科長/診療放射線技師長
日本医学放射線学会 放射線診断専門医、第1種放射線取扱主任者
西原 眞美子
にしはら まみこ
日本医学放射線学会 放射線診断専門医、研修指導者

取得できる専門医

日本医学放射線学会専門医

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