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臨床検査科

臨床検査とは

臨床検査は、患者さんから発せられる種々な異常サインや状態を詳しく調べて、病気の診断や治療方法を決定するために行われる検査です。また、人間ドックなどで病気を未然に発見するためにも重要な役割を担っています。
臨床検査は、血液や尿・便などを調べる一般検査、血液検査、生化学検査、細菌検査、輸血検査の検体検査部門と、心電図検査や超音波(エコー)検査など患者さんを直接調べる生理検査部門からなります。
また、当院は、社団法人日本臓器移植ネットワークと連携しております。

臨床検査科の体制

当院の臨床検査科は、臨床検査技師という国家資格保有者17名と検査助手1名が勤務しており、土曜・祝日も勤務し、夜間及び日曜日も待機体制により24時間緊急検査に対応しております。

医師紹介

医師名役 職所属学会・資格・その他
やまもと ただし
山本 格
嘱託医 日本腎臓学会(評議員) 
日本プロテオーム学会(理事) 
日本心血管内分泌代謝学会(評議員)
日本小児腎臓学会(会員)
日本病理学会(評議員)
アメリカ腎臓学会(会員)
国際腎臓学会(会員)
Human Proteome Organization(HUPO) Board of Directors
HUPO Kindly and Urine Initiative (chair)

国家資格 及び 認定資格

臨床検査技師、臨床工学技士、認定輸血検査技師、感染制御認定臨床微生物検査技師、超音波検査士(循環器領域)

臨床検査科基本方針

  1. 病院基本理念に立ち、積極的に業務改善に努め、病院内での業務連携を図ります。
  2. 専門職としての立場で情報収集・解析に努め、診療に貢献できる情報を発信します。
  3. 診療・経営両面から臨床検査業務の確立に努めます。
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各種検査内容のご紹介

検体検査 輸血検査 細菌検査 生理機能検査

検査室だよりのご案内

臨床検査科では「検査室だより」を発行しております。当院を受診された皆様に少しでも検査について理解いただき、安心して治療を受けることができるようにとの思いから年に4回定期的に発行しております。

詳しくは、広報誌のご案内のページをご覧ください。

検体検査

尿・糞便等検査

主に尿を中心に便・体腔液を調べます。
尿検査は尿中の糖・たん白・赤血球を測定したり、細胞成分を観察します。腎臓や膀胱などの病気を見つけたり、糖尿病の病状を見るための検査です。
便潜血検査は、便の中に血液が混じっていないか調べます。
消化管からの出血を見つけることで大腸癌の早期発見に役立つ検査です。

血液検査

血液中の赤血球や白血球、血小板などの数や形態を調べたり、血液が凝固し易いかどうかを診ます。貧血の程度、炎症の程度を調べます。
顕微鏡で白血球の分類をしたり、異常細胞の有無を調べたりします。

生化学検査

血液中の赤血球や白血球を除いた、血清・血漿で検査します。
メタボリックシンドローム・脂質代謝異常症の指標となる検査は、「総コレステロール」、「HDLコレステロール」、「LDLコレステロール」等で判定します。
肝機能の検査は「AST(GOT)」、「ALT(GPT)」、「γ-GTP」等で判定します。
腎機能の検査は 「BUN」、「CRE」等で判定します。
また、ウイルス性肝炎(B型肝炎やC型肝炎)の感染の有無、腫瘍の進行の程度や治療効果の判定に用いる腫瘍マーカー「CEA」,「CA19-9」,「PSA」等の検査は自動分析機を用いて測定しています。

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輸血検査

手術や治療で輸血が必要になった患者様に対して血液型検査の他、交差適合試験や不規則抗体検査を行っています。これらは輸血による重篤な副作用が起こらないように患者様の血液と輸血用血液の適合性を調べる検査です。その他にコンピュータシステムを用いて輸血用血液製剤の管理と輸血記録の保管を行っています。

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細菌検査

患者さんから採取された検体(痰、尿、膿、便、胆汁、血液、その他様々なもの)の中に感染症の原因となる細菌がいるかを調べ、どのような種類の菌なのか、またどのような薬(抗菌薬)が有効なのかを調べています。細菌検査は、おもに 「塗抹検査」、「培養・同定検査」、「薬剤感受性試験」の3つの検査を行います。

塗抹検査について

塗抹検査は、検体をスライドグラスに薄く塗り広げ、特殊な染色法(グラム染色)で染め分けた後、顕微鏡で細菌の存在を確認したり、どのような菌かを推定する検査です。感度や正確性は少し劣りますが、早く結果を出せるメリットがあります。

喀痰中の肺炎球菌 尿中の大腸菌

培養・同定検査について

培養・同定検査は、検体を培地(栄養分を寒天で固めたもの)に塗り、細菌を増殖させた後、発育した菌の特徴から、何という菌名かを調べる検査です。検査結果が出るまで数日かかりますが、どのような病原菌による感染なのかを調べる基本的な検査です。

培地に発育した肺炎球菌 培地に発育した大腸菌

薬剤感受性試験について

薬剤感受性試験は、病原菌と抗菌剤を混ぜて培養し、どの薬が有効かを調べる検査です。適切な薬を選択できることはもちろんのこと、MRSAなど薬が効きにくく問題となっている耐性菌を見つけることが出来ます。

薬剤感受性試験

迅速検査及び培養以外の主な感染症検査

免疫学的手法を利用し、数分から数十分で報告可能な迅速検査として、ウイルスの検出や、病原菌の出す毒素の検出、培養によらない病原菌の検出なども行っています。

インフルエンザ抗原検査 インフルエンザウイルスの検出
尿中肺炎球菌抗原検査 肺炎球菌による肺炎・髄膜炎の検査
尿中レジオネラ抗原検査 レジオネラ菌による肺炎の検査
CDトキシン検査 偽膜性大腸炎の原因となる毒素の検出
プロカルシトニン検査 敗血症(細菌性)の鑑別診断及び重症度判定の補助
エンドトキシン測定 敗血症やエンドトキシンショックなどの診断
β-D-グルカン測定 深在性真菌症の診断
インフルエンザ抗原検査
インフルエンザ抗原検査
エンドトキシン測定
エンドトキシン測定

最後に、細菌検査の担当者は、分離される菌の動向や、耐性菌の出現などを監視し、医師、看護師、薬剤師、などと連携を図りながら院内感染対策委員会メンバーとして、院内感染の早期発見とアウトブレイク〈集団感染〉の防止に努めています。

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生理機能検査

生理機能検査は、患者さんに直接触れて検査を行います。いろいろな検査機器を通して体の異常を見つけ出し、より確かなデータを的確に医師に報告して診療に貢献します。
外来患者さんの当日の依頼は、可能な限りお受けしますが、一部は、予約制となります。

         

    

    

心電図
主に不整脈や虚血性の変化(狭心症など)の有無を調べます。
左足首、両手首を10cm程度と胸がしっかり出るように下着を上げていただきます。検査は1分程度で終わります。
呼吸機能
肺、気管支の状態を簡易的に調べます。鼻を押さえた状態で口から息をいっぱい吸い、勢いよく吐いていただきます。
聴力
低音から高音までの数種類の音を聴いていただき、どの程度の小さい音量まで聴こえるか調べます。
ホルター心電図
通常の心電図では短時間記録であるため、症状に一致する変化を見つけることができない場合などに行います。
最高24時間まで記録可能です。そのため検査機器装着後はお風呂に入れません。また、翌日に機器を返却していただきます。
携帯血圧計
1日の血圧変動を調べます。それによって適切なお薬の処方ができます。
サーモグラフィ
循環不全や炎症などに伴う体表面の温度を計測します。
測定室の室温に体表温度を慣らすため15分程度安静にしていただきます。
脳波
CT検査などで評価できない脳機能を波形として描出し解析します。
20の電極を頭に装着しますが、頭に電気を流す検査ではありません。
神経伝導速度
神経の伝わる速さを調べます。
自分の意思とは関係なく、電気を流して筋肉などを興奮させるため、多少の痛みを伴います。
誘発筋電図
神経線維や神経筋接合部の機能不全を調べます。
神経伝導速度と同様に多少の痛みを伴います。
トレッドミル運動負荷心電図
虚血性心疾患(狭心症)や治療を要する不整脈かどうかを調べます。
ベルトコンベアーの上を、それぞれの年齢に応じた時間を走っていただきます。
エルゴメーター運動負荷心電図、薬剤負荷心電図検査
トレッドミル運動負荷心電図検査が困難な方に検査を行います。
寝たままの状態で自転車をこいでいただくか、薬剤を注射して心臓に負荷をかけます。
血圧脈波
動脈硬化の程度を調べます。
手足の4ヵ所に血圧計などを装着します。検査は15分程度要します。動脈硬化は、全身の循環動態に影響を及ぼしますので気になる方は、主治医にご相談ください。
皮膚灌流圧(SPP)検査
足の底部などにセンサーをつけて、皮膚を循環する末梢血管の血圧を測定します。
微小血管の血圧を測定するため、検査中は安静を保っていただきます。
超音波(エコー)
魚群探知機と同様に音の跳ね返りを映像化したものです。
検査部位によって以下のような検査を行っています。
心エコー(心臓)、腹部エコー(お腹)、橈骨動脈エコー(手首の動脈)、頸動脈エコー(首の動脈)、下肢動脈エコー(股から足までの動脈)、下肢静脈エコー(股から足までの静脈)、甲状腺エコー(甲状腺)、副甲状腺エコー(副甲状腺)、乳房エコー(乳房エコー検査は、外科医師のみ行っています。)
大脳誘発電位
手足、耳、目などから脳に伝わる神経の変性などを調べます。
ペースメーカーチェック
ペースメーカーを植込まれた方の電池の残量と作動などを確認します。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)簡易検査
睡眠中の呼吸状態を調べます。無呼吸が多いと突然死の原因にもなります。
睡眠時無呼吸ポリグラフ(PSG)検査
SAS簡易検査にて精査必要とされた場合に行います。
多くのセンサーを装着するため、一泊入院していただきます。
心臓カテーテル検査、永久ペースメーカー植込み術
医師、看護師、放射線技師と共に診断、治療の現場で重要なサポート役を担っています。
経食道心エコー検査、血管内皮機能(FMD)検査、内臓脂肪測定検査(デュアルスキャン)
現在、稼動に向けて準備中です。

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