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院長挨拶・基本理念

就任ご挨拶

信楽園病院 院長 田中 一

病院長 田中 一

 2022(令和4)年4月1日付で髙澤哲也前院長の後任として病院長に就任致しました
田中 一でございます.当院は1931(昭和6)年に結核患者静養施設として開設されたのが始まりで,今年で創立91周年を迎えます.1948(昭和23)年に「信楽園」,1968(昭和43)年には「信楽園病院」に名称を改め,当時黎明期であった腎不全患者に対する透析医療を開始し半世紀以上(54年)となります.2006(平成18)年には海沿いの西有明町より,現在の新通南に新築移転,同時に新潟県下初の電子カルテシステム・オーダリングシステム・フィルムレスシステムを導入し,新潟県医療機関ICT化の魁となりました.

 新築移転翌年の2007(平成19)年に新潟市は政令指定都市に移行し,合併により人口は約81万人を数えましたが,2020(令和2)年の国勢調査では新潟市の人口は市内全8区でマイナスとなり,79万人を割り込む状態となっております.少子高齢化+転出超過による急激な人口構造の変化(総人口減少+老年人口増加)に伴い,地域の医療ニーズも大きく変化しつつあります.新潟市でも老年人口率(65歳以上)は既に3割を超えており,2025年問題を待つまでもなく大きな変革の時期を迎えております.加えて新潟県は医師偏在指標が全国最下位で,最も医師不足が深刻な県でもあります.

 当院はこのような大転換期のなか,超急性期~急性期医療を中心とした高度専門的な医療を担う地域の中核病院として,また安全かつ先進的な血液浄化療法を担いうる全国有数の拠点医療機関として,医療の質を担保し続けるとともに,これまで通り超急性期から慢性期までワンストップの医療を提供できるよう尽力してまいります.
そして,まだ第6波の渦中にある新型コロナウイルス感染症に対しても,引き続きワク
チン接種等の予防医療,PCR・抗原検査,中等症患者治療に力を注いでまいります.

 一方,この地域で持続可能な医療機関としてあり続けるために,適切な目標を設定し,時宜にかなった展開・発展が必要であることも理解しております.外来血液浄化療法ベッド150床を有する入院病床数325,標榜科数23の中規模民間病院としての特徴を生かしながら,当院に対する地域の皆様のご要望・ご期待を的確にくみ取り,地域に愛され必要とされる医療機関として成長・発展できるよう,日々努力・研鑽・実行を積み重ねていきたいと存じます.皆様,ご支援のほど宜しくお願い申し上げます.

2022年4月

基本理念・患者さんの権利

基本理念

病める人の権利と心情を重んじ信頼される医療を行います。

基本方針

  • 安全で質の高い医療を提供します。
  • 次世代の医療を担う人材の育成に努め、時代の変化に対応できる中核病院としての役割を果たします。
  • 地域包括ケアシステムを推進する取組みを進め、地域の医療、保健、福祉の向上に貢献します。
  • 患者さんに喜ばれ、誇りをもって働くことのできる病院づくりに努めます。

患者さんの権利

  • 人格が尊重され、尊厳をもって対応される権利があります。
  • 安全で最善かつ良質な医療を平等に受ける権利があります。
  • 十分な説明や情報提供のもとに診療を受ける権利があります。
  • 必要な情報を得たうえで意見や希望を述べ、自らの意志で医療を選択する権利があります。
  • 診断や治療方法について、他の医療機関の意見(セカンドオピニオン)を求める権利があります。
  • プライバシーが尊重され、医療過程で得られた個人情報は保護される権利があります。
  • 医療費とその公的援助に関する情報を知る権利があります。

患者さんの責務

  • 自らの健康に関する情報を詳しく正確に伝える責務があります。
  • 検査や治療の内容を十分理解し、納得のうえで診療を受ける責務があります。
  • 医療者が適切な診療を行えるよう協力し、積極的に自らの医療に臨む責務があります。
  • 医療費は速やかに支払う責務があります。
  • 病院の決まりを守り、医療者の医療提供や他の患者さんの診療に支障をきたさないようにする責務があります。
    以下のような行為があった場合は診療をお断りします。
    • 威嚇、暴言、暴力、ハラスメントなどの迷惑行為
    • 病院内で大声を出したり、器物を破損する行為
    • 病院敷地内及び建物内における飲酒、喫煙行為

病院紹介

当院は、地域の医療機関と連携し急性期医療を中心に、高度専門的な医療を行う地域の中核病院として、安全で信頼される医療と、あたたかく思いやりのある療養環境の充実に努めます。
昭和6年に結核療養所として設立し、以来質の高い医療を理念に、総合病院ではなく成人病を対象とした病院を目指して参りました。なかでも透析医療は日本の先駆けをなし現在も腎臓移植を含めたこの分野の最高の医療機関の一つとして県内の中心的役割を担っております。リハビリテーションや神経難病などその他の慢性期医療にも力を入れており、糖尿病患者さんには、看護外来・栄養外来なども合わせ、きめ細やかな患者指導を心掛けております。
また、地域に開かれた病院を目指し、急性期治療のみならず、脳卒中後遺症・長期透析などに対する在宅医療にも早期から取り組んでおり、現在訪問看護ステーション・在宅介護支援センターへと発展しております。
近隣の医療機関とは地域医療連携室を設置し、病診連携事業などを通じ積極的な連携活動を行っております。